専門職は現場でも学ぶ

専門職に就くためには長い準備期間が必要で、座学によって知識を身につけます。同時にさまざまな技術も吸収することで、自信がついてくることでしょう。しかし、いざ仕事を始めてみると現場に出て初めて身につく知識が多くあり、決してそれらを軽く見てはいけません。座学で学ぶものは基本的にスピードを重視しておらず、その方法で実際に仕事を行うと能率が悪くなります。
例えばイラストレーターなどは教室や教本で学んだ上で、それぞれの現場でレイヤーの分け方や文字のフチの付け方、頻繁に使う画像をどのように保存しておくかなど効率のいい方法を知ることになります。初めての仕事ではそのスピードの速さに驚くかもしれませんが、それでも仕事を続けるうちにそのスピードに対応できるようになります。
一般職に比べて転職をする頻度が多くなるのも専門職の特徴ですが、キャリアの中で身につけた複数の職場での方法を自分の中でうまく総合させることによって、腕利きの専門職となることができます。職場によって全体的な技術のレベルには差があり、効率的な方法を提案できるようにもなるかもしれません。
長年仕事を続けていくと、当然のことながらソフトウェアがバージョンアップすることも多々出てくるでしょう。その度に新しい機能や方法に対応する必要があるため、なるべく20代や30代前半のうちからキャリアを構築していく方が賢明です。専門職として生きていく考えが固まったら、早めに行動していくことをおすすめします。